【病気の概要】ポリオ(急性灰白髄炎)
 ポリオは「小児マヒ」と呼ばれ、ポリオウイルスに感染すると100人中5~10人は、風邪のような症状を呈し、発熱、頭痛、嘔吐が見られます。また感染者の1,000人~2,000人に一人の割合でマヒを起こすことがあります。一部の人にはマヒが永久に残り、症状が進行すると呼吸困難により死亡することあります。
 現在は、予防接種の効果で、国内での自然感染は報告されておりませんが、現在もポリオが流行している国があり、その地域からの渡航者や、その地域へ行くことで感染する可能性があります。ポリオは人から人へ感染するため注意が必要です。


【対象年齢】生後3月~7歳6月未満

【接種回数】全4回
     (初回接種3回、追加接種1回)
 初回接種:20日以上(標準的には20日~56日)の間隔をあけて、3回接種
 追加接種:初回接種終了後6か月以上(標準的には12か月~18か月)の間隔をあけて、1回接種

◆ご案内
 現在、ポリオの予防接種については、四種混合による接種が主流となっております。ポリオの接種を生ワクチン(飲むタイプ)ではじめた方、三種混合とポリオを別々に接種している方は、引き続き不活化ポリオワクチン(注射タイプ)で接種を進めてください。

◆ポリオの接種について
①生ポリオワクチン(飲むタイプ)を2回接種した方⇒ポリオの接種は完了です。
②生ポリオワクチン(飲むタイプ)を1回接種した方⇒不活化ポリオワクチン(注射タイプ)を3回接種してくだい。
③不活化ポリオワクチン(注射タイプ)で接種をはじめた方⇒全4回の接種をお願いします。
④四種混合で接種をはじめた方⇒四種混合にはポリオの成分が含まれておりますので、そのまま四種混合の接種をすすめて下さい。