【病気の概要】麻しん(はしか)
 はしかと呼ばれ、発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹を主症状とします。感染力が強く、空気感染することもあり、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。最初3~4日間は38℃前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うと、また39~40℃の高熱と発疹が出ます。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。
 合併症として、中耳炎、肺炎、脳炎などがあり、患者100人中、中耳炎は7~9人、肺炎は1~6人、脳炎は1,000人に1~2人の割合で発生がみられ、約10万例に1~2例のの割合で亜急性硬化性全脳炎という脳炎を発症することもあります。


【対象年齢】
 1期:1歳~2歳未満
 2期:5歳~7歳未満
   (小学校就学前の1年間のみ)

【接種回数】全2回
     (1期:1回、2期:1回)

◆ご案内
 現在麻しんと風しんの接種については混合ワクチンの使用が主流となっております。いずれか一方の疾病にすでにかかったことがある場合でも、混合ワクチンを使用することに差支えはありません。