【病気の概要】ヒトパピローマウイルス感染症
子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の入り口)にできるがんで、20~30歳代で急増し、日本では年間約11,000人の女性が発症していると報告されています。子宮頸がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、しばしば発見が遅れてしまいます。がんが進行すると、不正出血や性交時の出血などが見られます。
子宮頸がんは、主にヒトパピローマ(HPV)というウイルスの感染が原因で引きおこされる病気です。子宮頸がんの原因となるHPVには15種類ほどのタイプがあり、その中でもHPV16型、18型は子宮頸がんの原因の50~70%を占めています。HPVは感染しても多くの場合、感染は一時的で、ウイルスは自然に排除されますが、感染した状態が長い間続くと、子宮頸がんを発症することがあります。
【対象年齢】小学6年生~高校1年生相当の女子
標準的接種期間は、中学校1年生の時期とされています。
【接種回数】全2回または3回
※子宮頸がん予防ワクチンは、3種類あり、それぞれ接種回数・間隔が異なりますのでご注意ください。
◆サーバリックスの場合
1か月の間隔をあけて2回接種。1回目の接種から6か月の間隔をあけて3回目を接種
◆ガーダシルの場合
2か月の間隔をあけて2回接種。1回目の接種から6か月の間隔をあけて3回目を接種。
◆シルガード9の場合
※1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合、2回の接種で完了とすることが可能です。
<2回接種>
6か月の間隔をあけて2回目を接種。
<3回接種>
2か月の間隔をあけて2回接種。1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目を接種。
福生市のホームページに厚生労働省からのリーフレットを掲載してありますのでそちらもご確認ください。
福生市ホームページ子宮頸がん予防ワクチンの接種について