○予防接種を受ける際に注意を要する場合
 以下に該当するお子さんがいると思われる保護者は、かかりつけ医がいる場合には必ず前もってお子さんを診てもらい、予防接種を受けてよいかどうかを判断してもらいましょう。受ける場合には、その医師の所で接種を受けるか、あるいは診断書又は意見書をもらってから予防接種を受けるようにしてください。

①心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けているお子さん
②予防接種で、接種後2日以内に発熱の見られたお子さん、及び発疹、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられたお子さん
③過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがあるお子さん
 けいれん(ひきつけ)の起こった年齢、そのとき熱があったか、熱がなかったか、その後起こっているか、受けるワクチンの種類などで条件が異なります。必ず、かかりつけ医と事前によく相談しましょう。
④過去に免疫不全の診断がなされているお子さん、及び近親者に先天性免疫不全症の者がいるお子さん(たとえば、赤ちゃんの頃、肛門のまわりにおできを繰り返すようなことがあった方)
⑤ワクチンには製造過程における培養に使う卵の成分、抗生物質、安定剤などが入っているものがあるので、これらにアレルギーがあると言われたことのあるお子さん
⑥BCG接種の場合においては、家族に結核患者がいて長期に接触があった場合など、過去に結核に感染している疑いのあるお子さん